額を探しに聖蹟桜ヶ丘の世界堂（京王アートマン店）へ行ってきました。
新宿店よりも規模はだいぶ小さいのですが、大体の物は揃っているし、他のお店もいろいろあったり、ほのぼのとした感じが心地いいので最近はこちらをよく利用させてもらってます。
それはさておき、今回発見したのは”旨い、安い、旨いもんは旨い！”と3拍子揃った中華の名店です。しかし、次回訪れた時には無くなっていそうな雰囲気がプンプンしていたので、これを読んで下さってる方々にも是非来店してもらって、このお店が賑わってくれればいいな～と思っています。
しかしながら、そもそもこのホームページ自体が”ほぼ誰にも知られていない”ので…残念！


これこそ隠れた名店！
まず先に場所の説明です。
京王線、聖蹟桜ヶ丘駅前の聖蹟桜ヶ丘OPAの地下1Fの”フ～ドコ～ト内”です、店の名前は無かったように思います。
帰る前にちょっと何か食べようと思いウロウロしているとマクドナルドと中華らしきコーナーがありました。平日の5時位だったのですが、写真の通りと～ってもひっそりとしていました。


中華のコーナーに貼ってあった”本場中国の料理人が調理しています”という謳い文句が気になりつつも、とっても怪しく感じた僕は、とりあえずマクドナルドのチーズカツバーガーのセットを注文しました。ちなみにお客さんが少ないので、全て出来たてアツアツでした。
食べ終わってからも中華の貼り紙が気になっていた僕は、「安いし、試しに食べてみよう！」と思い五目炒飯500円の食券を買い（旨い店は炒飯が旨いらしいので）、さっそく本場の料理人にわたしました。ジェスチャーで「席に着いて待っててアルヨ～」っておっしゃってたので、待つ事数分。

「出来たヨ～」の合図とともに現われたのは、五目焼そば（あんかけ）と、おまけの杏仁豆腐っぽいもの！僕が注文したのは五目炒飯、客も僕一人、あれ？間違ってる～！でも料理人さんの、照れながら「どうぞー」って言ってる表情と自信作といわんばかりの表情に、「間違ってるよ」と言う事もできず、「ほんまは、100円お釣もらわなあかんねんけどな～」って思いながら五目焼そばを頂くことにしました。


しかしこれがまた、見た目も香りも、とってもおいしそうで、予想に反して野菜も新鮮チック、大きな海老やイカ、タケノコその他モロモロも、この値段ではありえないと思うほど具だくさんでビックリ！

すっかり炒飯のことなんて忘れてドキドキしながら、食べてみると・・・
「旨いやん、」ほんでもう一口、「旨いでこれ～！！」
さらにもう一口、 「完全に旨いがな～！！」

本場中国4000年の料理人がどれだけのものか確かめようと、半分冷やかしだったこともあり予想外の美味しさに興奮状態の僕は、肝心な料理の写真を撮ろうと気付いた時には、ほとんど食べてしまっていて撮影できませんでした。あじゃぱ～。

今まで食べてきた中華料理とは系統の違う味で、基本的な調味料自体の味が違うような印象でした。
行った事も無いのに「これは高級中華料理店の味や！きっとあの人、すごい料理人や！なにか訳あってここで働いてはるんや！」と自分で勝手に想像しながら食べていました。

　
そんなこんなでしばらくした頃、厨房の方から本場の料理人さんがニコニコした表情でなんと炒飯を持って近付いて来ました。

まさか～と思いつつ待っていると、やはり僕に持って来てくれたらしく「サービスあるよ、どうぞ～」って感じで渡してくれました。
僕にとって二重のまさかで、注文が間違っていた事に気付いたのではなかったということにビックリしました。

どう見てもミックスベジタブル炒飯なのですが、しかしこれまた抜群に旨い！さきほどの五目焼そば同様食べた事のない系統の味でした。これぞ中国4000年の味。

もうさんざん食べた後だったので、お腹はパンパンだったのですが、あの笑顔を裏切る訳にはいかないと思い何とか意地で食べ切りました。
なんやかんやとありましたが、まさかの展開とまさかの味で大満足でした。皆さんも聖蹟桜ヶ丘へ行ったら立ち寄ってみて下さい。


■その後の味報告 2008/6/28
前回食べた炒飯がとても印象に残っていたので、今回は海老炒飯を食べてみる事にしました。しかし…
とても残念なことに、前回食べたミックスベジタブル炒飯のような4000年の重みを感じる味はなく、値段相当の普通の味でした。しかし、炒飯についてきたスープはとても美味しく、「おまけで付いてるスープですよ～」というレベルを超えていました。

残念ながら毎回極上の味が出てくるという訳ではないようですが聖蹟桜ヶ丘へ行くときにはたまに食べに行こうと思います。
がんばれ！本場中国の料理人！