キーボードをモチーフにしたイラストを描きました。
今回は実際に絵具を使って描く前に、撮影したキーボードを使って構図をあれやこれや考えてみました。
というのも僕は風景的な絵よりも物(モノ)を描く事が多く、絵を描くというよりも、出来上がった”物”を写真にポンっと記録しておくイメージになっているようです。
その結果モチーフがポイと画面に置いてあるだけで「その他の要素が入る余地が無い」「完結していて間が無い」という指摘をよく頂いていたので、ちょっと考えてみることにしました。
構図なんてほんとに基本的なことですが、実際できていないし解らないので勉強です(笑)。笑ってる場合じゃなかとぉ。
そんなこんなで今回は『一発勝負』『消せない』という意味でキーボードの”deleteキー”にdon't touchと書いたテープが貼ってあるという絵です。コマンドZでは表現しにくかったので、deleteキーを使いました。(差し押さえの貼紙を貼っているのも考えたのですがボツ)
このラフは撮影した写真をピャピャッと加工したものなのですが、出来上がった手描きの絵よりも、表現すべき事が明確やな~と思いました。作業に掛かった時間もごくわずかですが 解りやすいし、こうやってweb上に画像を使うとなるとあっさりしたデータで作ったラフのほうがクッキリに映えるなあ。
手作業で制作する過程は楽しいし、原画としては納得もします。ただ、手法や手間がどうやこうやじゃなく最終的に一番適したものを作ることの大切さを今さらながら、再認識しました。
今回は構図の勉強のつもりでしたが、他にも足りない事がたくさんある事に気付いた良い機会でした~。
なんのこっちゃ。