板チョコ 2009/9/23


日頃、モノ(立体物)の存在感に興味を持ってよく観察しています。デジタルやらアナログやらという話ではなく、物自体の存在感の部分です。
例えば、厚みが2cm位ありそうな大学ノート、何故か真空パックにされているボルト&ナット、吉野屋のサラダとかに付いてる1食分のドレッシングの容器(パキっと折って中身を出すあれです)。
そんな中でも板チョコの存在感ってとても惹かれます。ガーナチョコやクランキーチョコのように紙の箱に入ってるものではなくて、アルミ箔でパックされた上に薄い紙で巻かれている方です。森永や明治のミルクチョコのあれです。
熱にも弱く、折れやすい商品にもかかわらず、すぐ破れてしまいそうなあんなパッケージに入っているところが、繊細な雰囲気をかもし出していて惹かれるのかもしれません。

厚みの薄さ、側面の角度、チョコのボコボコした質感、アルミの質感、紙パッケージのデザイン、全てが一体となった時のたたずまいに、なんでこんなにカッコイイの?と思いカメラでパシャパシャ撮影していたのが今年の5月。そんなこともすっかり忘れ去っていた9月のある午後、大のキョンキョン(小泉さん)ファンである知人が嬉しそうに「キョンキョンがCMやってるんですよ~」と言いながら食べてはるのが例のMeijiの板チョコ・・・の変わり果てた姿。
Meijimeiji になってるではありませんか。
なんで~、なんでですの~ん?

知らなかったのですが、会社自体のロゴが新しくなってたんですね。
新しいロゴはかわいくていいと思うのですが、板チョコだけは、旧ロゴを使ったあのデザインが好きでした。(亀倉雄策氏によるデザインだそうです。勉強不足でした。webって便利~)

素晴らしくカッコよく、好きでしたが、新しいmeijiロゴによるデザインのあの板チョコも、これからの時代の人々の記憶と思い出が積み重なって存在感を出していくんだろうな~と思いました。
惜しまれつつも、商品としては消えていきますがこれまたいい思い出に・・・。

Meiji チョコレート